離婚のポイント
最終更新日:2022年3月19日
離婚にあたって考えるべき8つのポイント
離婚を考えるとき、どこから手をつけてよいかわからず、不安で頭を抱えていらっしゃる方が多いかと思います。
しかし、離婚にあたって考えるべきポイントは主に8つであり、決して多いわけではありません。以下のポイントを押さえていけば、解決の方向性が見つかります。
- ポイント1:離婚について相手方の同意が得られるか
- ポイント2:親権者を父母のどちらにするか
- ポイント3:養育費の金額をいくらにするか
- ポイント4:面会交流をどのように取り決めるか
- ポイント5:財産分与をどのように取り決めるか
- ポイント6:慰謝料を支払う必要があるか
- ポイント7:年金分割をどのように取り決めるか
- ポイント8:離婚が成立するまでの生活費(婚姻費用)をどのように取り決めるか
1 ポイント1:離婚について相手方の同意を得られるか
相手方(配偶者)が離婚に応じるか否かは、今後の離婚手続を考えるあたって重要です。
相手方が離婚に応じる姿勢を見せる場合には、離婚協議、または離婚調停によって条件を調整し、比較的早期に解決ができる可能性が高まります。
他方、相手方が離婚を頑なに拒否する場合には、離婚協議や離婚調停によって解決を図ることが難しくなり、離婚訴訟による解決を検討することも必要となります。
離婚に先立つ別居や、離婚を成立させるための手続に関しては、以下のページで詳しく解説しております。
2 ポイント2:親権者を父母のどちらにするか
夫婦間に子がいる場合、離婚にあたっては必ず親権者を決めなければなりません。
親権の問題は、時として夫婦間に熾烈な争いを生む原因となります。
親権を争う場合には、家庭裁判所が親権を判断する際の基準を踏まえて適切な見通しを立てる必要があります。
親権については、こちらのページで詳しく解説しています。
3 ポイント3:養育費の金額をいくらにするか
親権の問題がクリアできた後は、養育費の問題を考えなければなりません。
適切な養育費を簡易に算定するためのツールとして、家庭裁判所が用いる養育費算定表(算定表のリンクはこちら)が存在します。
養育費算定表を用いればある程度適切な養育費額を算定することができますが、各家庭ごとの細かな事情にまで対応することはできません。
場合によっては養育費算定表によって算定される養育費額を修正すべきこともあります。
養育費については、こちらのページで詳しく解説しています。
4 ポイント4:面会交流をどのように取り決めるか
離婚後もお子さんとの安定的な関係を築くためには、定期的な面会交流を実施することが望ましいです。
面会交流の方法を決定するにあたっては、夫婦間の話し合いによって取り決めるか、家庭裁判所に判断をしてもらうかのいずれかによることとなります。
面会交流については、こちらのページで詳しく解説しています。
5 ポイント5:財産分与をどのように取り決めるか
離婚をする場合、夫婦が築き上げた財産の分配を考えなければなりません。
これが財産分与の問題です。
財産分与に関しては、どこまでが分与の対象になるのかといった難しい問題が生じます。
適切な財産分与を実現するためには、いくつかのポイントを押さえなければなりません。
財産分与については、こちらのページで詳しく解説しています。
6 ポイント6:慰謝料を支払う必要があるか
夫婦の一方が不貞(不倫)をした場合、離婚にあたって慰謝料の支払いが問題となります。
不貞を立証するためにはどのような証拠が必要か、適切な慰謝料はいくらか、といった問題を押さえる必要があります。
慰謝料については、こちらのページで詳しく解説しています。
7 ポイント7:年金分割をどのように取り決めるか
離婚をする場合、年金分割が必要となるケースは数多くあります。
ただ、年金分割制度については誤解されている方も多いため、年金分割がそもそもどのような制度かを押さえる必要があります。
年金分割については、こちらのページで詳しく解説しています。
8 ポイント8:離婚が成立するまでの生活費(婚姻費用)をどのように取り決めるか
夫婦が別居をすると、別居中の生活費をどのように負担するかが問題になります。
適切な生活費を考える上ではいくつかのポイントがあり、きちんと押さえなければなりません。
婚姻費用については、こちらのページで詳しく解説しています。